ゼノンザード研究学会「あかいはな」

私、RedLikeRoseが、ゼノンザードについて考察、研究した結果を載せたりするサイト。

なぜ、ウォレスは強いのか? 理由は組み合わせやすさと置物性能にあった!?

 

本当は「デッキ構築編」を書こうと思ったですが、その前に「「勇気奮わす者」ウォレス」について書くことにしました。デッキ構築を語る上で重要になるカードですし、納得のいく具体的な例があった方が説得力が出るはず。

 

私はゼノンザードが始まってすぐ「ウォレスは強い!」と言い続けてきたし、Twitterのヘッダーも「ウォレス最強!」にするぐらいウォレスを推してきました。

Twitterで見かけるデッキレシピには殆ど三投(三枚入っていること)されており、初期からその存在を露わにしています。現環境では必須、入れ特なカードです。

 

しかしウォレスが一枚も入っていないデッキも稀に見かける。

趣味のデッキにどうこう言うのは、大変失礼。カードゲーマーはマナーが大切です。

けれど、もし見ているあなたが「勝ちたい!」と思うのであれば、耳を傾けてくれると幸いです。

その採用理由を知ることこそ、カードゲーマーとしての成長に繋がると思うからです。

今回はそんなお話。

 

 

カードゲーマーは知っている「置物性能」

前回のお話で初心者の子、Mくんにゼノンザードのことを教えていた時、Mくんは「ウォレスは強いですよね?」と私に聞いてきました。

何故気づけたのか。

 

Mくんはゼノンザードは初心者だが、他のカードゲームのノウハウがあったからです。

 

ウォレスが強い理由の一つに、「置物性能が優秀」というのがあります。簡単にいうと「場にいるだけで効果がある。意味がある」それはとても強力な効果です。

 

けれどカードゲームに触れたことのない人は、これを軽視しやすい!

 

確かに見た目「「双龍頭領」アオバ」や「「千年杉」ヤクーツォーク」の方が派手で強く見えがちですが、「ウォレス」は自分以外のすべてに、しかも常時効果が適応されます。BPとDPの常時上昇は攻守優れた効果と言えるでしょう。

【場を作る起点】にもなるし、【最後の詰め】としても使うことができる。

この概念を覚えておくと、デッキを作る上で非常に役に立ちます。

 

 

アオバやヤクーツォークに足りないもの、ソレはぁ!情熱理念(割愛)速さが足りない!

 

マナコストを伴うカードゲームでは、【いかに盤面を速く作るか?】というのは一つの課題です。当たり前のことですが、コストが高いカードは使用するのに時間がかかる。コストの低いカードは速く出せるがそれほど強くない。強いカードをどれだけ速く出せるか、それこそデッキ構築やプレイングといったプレイヤーの腕の見せ所です。

 

その点において「ウォレス」は無色で色の縛りがなく、6コストという中型のカードが出て行くる3,4ターン目に出すことができるカードです。色の切り札2体より、圧倒的に使い勝手がいいです。

 

 

誰とでも相性抜群!強力なサポート&サブプラン!

 

ウォレスの強い点はまだある!それは「分かりやすいくらい、他のカードと相性が良い」こと。

例えばデメテーデッキの【貫通】。DPとBPを同時に上げる「ウォレス」と相性がいいのは言うまでもありません。カナタナデッキの切り札「アオバ」は「連続攻撃」をしたい関係上、BPの上昇は大変ありがたい。攻撃回数だって最低限で済ませたいからDPの上昇も欠かせない。相性は抜群ですよね。

 

しかもこれらのデッキを回す上で、【ターンの空白を埋める】ことができるんですよ。

切り札系のコスト「8」「9」は4ターン目~の話です。そこにいたる過程で出すことができる。上記で話した【場を作る起点】としての役割を果たせるわけです。

 

そしてサブプラントしても使うことができます。

デメテーデッキで〝もし、ヤクーツォークを引けなかったら?〟という状況を想定した場合、「ウォレス」を入れておくことで〝ダルティとウォレスでの中速ビート〟というサブプランを取りに行く。

 

この辺りのサブプランの擁立については次回の「デッキ構築編」で詳しく話しましょう。

 

ウォレスの弱点、それは1枚での性能

 

ウォレスの弱点、それは「自分の他」にしか効果が適用されない。

1体では意味がないんですね。「アオバ」や「ヤクーツォーク」には1枚のカードスペックでは敵わない。主に横に並べて殴るデッキタイプになるで使う上では「数の有利を取られない」ように立ち回る。「盤面を丁寧に作っていく」ことが大切になりますね。

 

 

おわりに

ここまで「ウォレス」の強さについて書いてきましたが、誰かに「強いな」と思わせることができたかどうかは実は少し微妙。カードゲーマーは理屈で理解しても回してみないことには納得しない人が多い。けれどその感覚は正しいと私は思う。机上の空論をこねくり回すのは楽しいですが、それが果たして実戦で使えるのか? そう思うことが大切だったりするんですね。

 

でもまあ、二、三回でいい。騙されたと思ってウォレスを入れてみてください。

 

けれどそうすると「どのカードを抜いて良いか分からない」「ウォレス込みのデッキではどう立ち回ったらいいの?」という疑問や問題が生まれることでしょう。

 

それでは次回「ゼノンザード:デッキ構築編(本当)」でお会いしましょう。

 

 

 

 

 

凄い!時代!AI!始まるゼノンザード……と教える側に回った私

ブログを始めた訳は、恩返し……?

はじめまして、RedLikeRoseです。

今まで色々なカードゲームに触れてはや10年。

振り返れば歳をとったと感じる20歳。カードショップで大人のプレイヤーに交じって、「少年」と呼ばれていたのが随分と昔に感じます。

遊戯王はとくに初心者で、右も左も分からなかった私でしたが

沢山の人に教えてもらったり、尊敬するプレイヤーに指導していただいたりして、

遊戯王の世界では世界大会の店舗代表、東北大会ベスト16まで行くことができました。

遊戯王を本気でやったことがない人には伝わりにくいですが、それなりに大変)

 

そして先日。Twitterで知り合った年下のフォロワーさんが「ゼノンザードを教えてほしい」と連絡を受けてカードショップで落ち合うことに。時間も忘れて4時間以上、デッキ構築やプレイング、私が知ってることやっていることを教えました。

彼も満足してくれたようで「勉強になった」といってくれました。(社交辞令の言える良い子だった)

 そのとき私は「ああ、私も教えてもらう側から教える側になった、それだけ時間が経ったんだ」と感じましたね。

 

ゼノンザードを触ったプレイヤー、とくにリアルカードを触ったことのあるプレイヤーなら感づくはず……「ゼノンザードはリアルカードゲーマー受けするゲームだな」と。相手ターンに動くことができるということは、脳死ではプレイ出来ないんですよ。しかしそういう思考は意識しなければ身に着かない。

 

デッキ構築、プレイング一つとっても上級者と初心者では雲泥の差があり、運の要素では埋め切ることは決してできません。

 

アルカードではショップに行って上手い人を捕まえられれば教わることができる。

しかしDCGでは、それができない!いつでもどこでも誰とでも対戦できるというメリットが、プレイングやデッキ構築について直接教わることができないというデメリットが発生するわけですね。

 

けれど今はネット社会。インターネットを見ればデッキ構築やプレイングについても説明してくれているサイトや掲示板はある。まあ、それも何処まで丁寧に教えているのかで質が大きく変わります。

 

ここでは基本的なことから発展的なことまで、ゼノンザードに限った話から、大凡のカードゲームで使えるノウハウまで、私の経験をすべてぶつけて行きたいと思います。

 

カードゲーム初心者が見ても分かりやすく

玄人が見ても納得してもえるような

 

そんなブログを目指します。

最初は「ゼノンザード:デッキ構築編」ですかね。

それでは、また次回。